屋久島での暮らしは、すべてのつながりを感じさせてくれます。

小さな島に険しい山、深い森、すぐそばにある森、凪ぎ、時化、流水、重力、岩、たくさんの雨、風、虹、雷、砂浜、生き物、植物、ひと。

長い年月、隆起を続ける岳が風雨で削れ、雨が流し、河口にたまった砂の上で割れる波に乗る。
その砂浜は海亀をはじめとする生き物にとって、大事な場所。
​人間も砂浜が大好きだ。


いまでは貴重となった砂浜がつくられたり、けずられたり。
早朝や夕方には山から風が吹き颪ろし、波をきれいにしてくれる。
そんなときは、なぜか夕焼けがきれいだ。
虹もでたりする。
その風が吹くと涼しい夏の夜。
日中湧く雲。
夜になると空気が冷え、晴れる。
月や星が見える。
満月の明るい夜。新月の暗闇。

山の険しさのため水源が侵されず、飲める水。
山から流れる水で育った米を、その水で炊く。
ほんの数十年前はもっときれいだったと聞く。
台風も梅雨の雨も、すごい。
風はぶつかってくる。
山に雪が積もり、火を焚きたくなる。
火も水も度を越すと手に負えなくなる。
自然の圧倒的な強さを目の当たりにする。
他愛ない会話で和まされたり、学ぶことが多い。
そんな循環やつながりを確かな実感として感じたり、ときに目に見えるような感覚さえ覚える。
そんな島です。

屋久島の自然